「ダンディ・ジョーンズ」
ダンディ 俺の名はダンディ。ダンディー・ジョーンズ。冒険家だ。いや、冒険
野郎だ。今は南アフリカの某所にあるという、聖杯だか聖柩だか、ア
ークかなんかを求めて冒険中だ。こいつは超弩級の危険の匂いの香り
がプンプンするぜ。じっちゃんの名に書けてな。
何かが動く音。「ガサリ」。
ダンディ ム!?さっそくおでましか。ゆっくり自己紹介もできやしない。
ガンアクション。相手はゾンビだが、舞台上に出ないように工夫。
ガンアクションは「バイオハザード」風。
全員、倒す。
最後に、標的なしで、一発撃つ。
ダンディ 残り3発。ジンクスだ。こういう家業だ。迷信や伝説もバカに出来な
いのでね。おおっと、そろそろ。でかい石でも転がって来そうな気分
だ。そろそろ、失礼させてもらうぜ。
ダンディ、去る。
ドアを開く音。「ガチャ。」
「カウンセリング①」
さえない男、ダンディがはけて場所と同じところから、後ろを見ながら入って来る。
医者、入って来る。
医者 おまたせしました。
男 いえ、僕も来た所です。
医者 なんか、デートの待ち合わせ見たいですね。
男 え?
医者 ジョークです。
男 はあ。それじゃあ、映画にでも。
医者 今日はどのような?
男 …。
医者 何かお悩みのことが。
男 はい、それで来ました。
医者 お仕事のこと、ご家庭のこと、人間関係、お仕事のこと、まあ、いろいろ
とお見えになります。
男 あ、いえ、別に仕事のことじゃないんですよ。