ピカロ ご覧下さい。これがこの神殿にまつわるアークです。美しいでしょう。
ジェニファー (無視)
ピカロ 興味ありませんか?この赤い輝きが巨万の富を与えてくれる。
ジェニファー あんたなんか、ダンディにかかればイチコロよ。
ピカロ どうかな?
ジェニファー 随分余裕ね。
ピカロ この構図。以前にもありましたね。
ジェニファー そうよ。この前と一緒であなたはダンディに適わないのよ。
ピカロ お嬢さん。どうして私が車業界で地位を築けたと思います?
ジェニファー ?
ピカロ 同じ失敗をしなかったからですよ。
男 そうだ。親分はえらいんだぞ!
おっさん なあ、この先どうなるんだよ。
男 そんなに焦らなくても、今、話しますよ。
おっさん 早く、話してくれよ。
若い女 富井さん、せっかちね。
男 この後、アークの間にダンディがやって来て、最後の対決になります。
おっさん まってました。
若い女 ピカロの余裕が気になる所ね。
ボブ どうせ、卑劣な手だ。
医者 アイリーンはまだ出てこないんですね。
等、言いつつ、ラストの立ち位置に付く。
ピカロ 遅かったな!ダンディ!
ダンディ ピカロ!
ピカロ ようこそ。アークの間に。
ダンディ ジェニファーはどこだ!
ピカロ 安心しろ。おい。
男、ジェニファーを連れて出てくる。
ジェニファー ダンディ!
ダンディ ジェニファーを放せ!
男 放せと言われて、放す奴がいるか。
ダンディ 毎度毎度、卑怯だぞ。ピカロ。
男 うるさい!騒ぐとこの女ヒドイ目に会うぞ。
ダンディ どこまでも卑怯な奴だ。この豚野郎め。
ピカロ 放せ。
男 へ?
ピカロ 放すんだ。