森林植物学実験レポート
9911125
葉のスケッチ
クスノキ、イチョウ、アキニレ、ウバメガシ、アラカシ、カツラ、クヌギ、ソメイヨシノの葉を
スケッチを行った。葉の形や葉脈の走り方やその他特徴をスケッチした。例えば、クスノキは葉脈
の分かれ目に、ダンシツという粒状に見えるものを持っていた。
ヒノキ科の葉のスケッチ
アスナロ、サワラ、ヒノキ、ハイビャクシンのスケッチを行った。それぞれの葉の形の違い、葉 の裏の気孔線の模様の違いなどに注意してスケッチを行った。
スギ、マツのスケッチ
スギ、マツの葉を薄くスライスし、光学顕微鏡で観察しスケッチする。薄くスライスするために、 ピスに穴をあけ、葉を差し込み、カミソリでピスごと切る。出来た切片は一度水のつけた後に、ス
ライドガラスにのせプレパラートを作る。
葉の中の樹脂道の数、存在の仕方、また葉の表層の構造などを注意してスケッチした。オオシラ
ビンはさく状組織、海綿状組織の区別があるので、葉の表裏が確認できる。
花粉のスケッチ、大きさを測る
花粉は既に樹脂で固められたプレパラートを使う。大きさを測るのは、ミクロメーターで行う。
花粉、一粒スケッチした後にクロマツとスギの花粉をそれぞれ20粒測り平均をだす。
測る個所はクロマツで3箇所。スギで2箇所。
クスノキとヒノキの茎と根のスケッチ
やはり、ピスを使って切片を作る。茎の部分は髄や師部、木部の構造を注意してスケッチした。
根は茎より単純な構造をしていた。
葉と気孔のスケッチ
スケッチした葉はクスノキとアラカシで、これまでの行った葉とは違い広葉樹なので、切片の作 り方も違った。ピスに切り込みを入れ、それに5ミリ四方ぐらいにした葉を挟み、カミソリで切る。
葉はさく状組織、海綿状組織、道菅、師管を観察した。また、クチクラも確認できた。
気孔は葉の裏に接着剤をつけ、30分ぐらい放置したのち、固まった接着剤をはがし、それをス ライドガラスに載せ指で押して、顕微鏡で観察する。接着剤に写った、気孔と葉の裏を観察する事
が出来た。
光合成速度の測定
計測器を持って野外にでて測定した。計測器は、光、湿度、温度、二酸化炭素濃度を測る事が出 来る。計測する際は、計測者の出す二酸化炭素が影響しないように、すこし離れたところに吸気用
のチューブをつける。そして、クリップで葉を挟む。
その日は、日光は余り強くなかったが、変化を確認できた。また、茶色になった葉で測定すると、
光合成は確認できなかった。
土壌水分の測定
計測器を使い野外で測定。土に穴をほり、陶器で出来た容器を埋める。陶器で出来ているために 土壌の水分が少ないと、水がしみだす。それに繋がる形で土上に水銀だまりと、水の入ったチュー
ブがあり、水が少なくなると、水銀が引き上げられる。それにより、土壌の状態が分かる。
計測器を備えつける際は、水銀をこぼさないように気をつける。
結果が分かるのには一晩かかるので、その時は結果までは分からなかった。
最終的に、単位は放棄したはず。その関係で、私は、樹木の知識がほとんどない。