2012年8月25日土曜日

完成上演済み脚本「ダンディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」Ver.2.01 13P目。

    「ダンディ・ジョーンズのシーン。」

ダンディ   畜生!真っ暗だ。

ジェニファー どういうことなの?ダンディ。

ダンディ   俺にも分からねえ。急に扉が。

ジェニファー 何か、灯りはないの?

ダンディ   今探している。

 明るくなる。

ダンディ   おお!

ジェニファー 勝手に明るくなった。

ダンディ   流石、魔宮だな。サービス満点だ。お茶でも出てこないか?

ジェニファー 何呑気な事言ってるの。

 ピカロ、アイリーンの声がする。

ピカロ    よりによってあいつらに先を越されるとは、どういうことだ。

アイリーン  すみません。やたらすばしっこい奴で。

ピカロ    おい、もう1人はどうした。

アイリーン  え?

ピカロ    いないだろ。

アイリーン  おかしいな。さっきまでいたのに。

ピカロ    全く、どいつもこいつも。

アイリーン  すみません。

ピカロ    おい。お前等を雇ってるのは誰だ?この大富豪ピカロ様だろうが。

いいか、忘れるな。俺の後ろにはピカロ財閥がついているってこ

とをな。

アイリーン  すみません。厳しく言っておきます。

ピカロ    お前もだ。

 ピカロ、アイリーン、去る。

ダンディ   まるで自己紹介だぜ。

ジェニファー ピカロってあの車会社の?

ダンディ   ああ。裏で密輸やら黒いことを山ほどしているっていう噂だが、

まさか遺跡荒しもやってるとはな。

ジェニファー 悪そうな顔してたもんね。

ダンディ   まったくだ。

ジェニファー 早く行きましょ。

ダンディ   ああ。

 さえない男、入って来る。

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