男 あ、それはなんとなく。
おっさん 分かりやすい女。
男 じゃあ、富井さんは?
おっさん 俺か?俺はあれだよ。切り立った、切り立った崖を2人のタフガイが
登ってるんだが、ザックだかハーケンだかリュックサックが外れて、
ピンチになる。そいで、そのピンチを強靭な筋肉で乗り切るんだな。
そして指を弾いて栄養剤のキャップを開けるわけだ。
男 それCMじゃないですか。
おっさん おう。
男 はあ。
若い女 以外と子どもね。富井さん。
おっさん おう。
男 先生はどうですか?
医者 え?
男 カッコ良い仕草です。
医者 私は良いです。
男 え。
医者 そんなに面白いこと話せませんので。
男 そんな、話して下さい。
医者 いえ…。
若い女 先生も話してよ。聞きたいわ。
おっさん この流れで話さないのはペナルティだぜ。
医者 いや、それは意味が分からないですけど。
男 話して下さい。興味津々です。
医者 …。
男 お願いします。
医者 …シェーカー振ってるところ。
男 え?
医者 家で、ホームバーかなんかで、シェーカーとか振ってくれたら嬉しい
です。
男 ああ、カッコ良いですね。
おっさん バーテンと何かあったな。
医者、おっさんを見る。
おっさん へへっ、すみません。
男 あのー。
ボブ …。
男 どんな男がカッコ良いと思いますか?
ボブ …。
おっさん だんまりだ。
若い女 ねぇ、どうなの?
ボブ …。