2012年8月25日土曜日

完成上演済み脚本「ダンディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」Ver.2.01 15P目。

男    正直、子ども頃はそれがギャグだとは思いませんでした。

 明転

おっさん 確かにこにくいギャグではあるな。

若い女  意味は分からないはね。「提供」って言われても。

おっさん まあ、確かにな。

男    壁が崩れてきて、何が起きるんだろうと思ってドキドキしていると「提

供は…」ですからね。

おっさん こにくいねえ。

男    でも、今は思うんですよ。あれは子どもが夢中になりすぎないように

番組側が配慮したんだと思うんですよ。

おっさん なるほどな。

若い女  で、そのダンディがどうしたの?

男    え?だから子どもの頃にはそのギャグが分からなくて。

若い女  そうじゃなくて。ダンディ・ジョーンズがどうしたのかって。

男    なんの流れでしたっけ?

おっさん なんかカッコ良い男の話じゃなかったか?

男    そうです。ダンディがカッコ良いんですよ。カッコ良い男。

若い女  随分、話が長かったわ。

男    すみません。脱線してました。

若い女  まあ、良いけど。

男    じゃあ、脱線ついでに。お2人はカッコ良い男って、どんな人だと思

います?

若い女  え?カッコ良い男?

おっさん その男はかなり良い線いってたんだ。

若い女  語りだした。

男    どんな人だったんですか?

おっさん 一見、寝間着ともとれる服を着ていて、首にはキャメラをぶら下げて

いて、こんなサングラスをかけている上に、肌の感じは梅宮辰夫を思

わせるんだ。

男    そいつはすごい。

若い女  カメラ、下げてたの?

おっさん ああ、桜の季節だったからな。プロだなありゃ。

若い女  へえ。

おっさん どうなんだ?女としては、やっぱそういうのシビレルのかい?

若い女  まあね。

 医者、入って来る。

医者   随分楽しそうですね。

男    あ、先生。

おっさん へへ、先生どうも。

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