男 メリージェーン、いえ、ジェニファーが涙を流します。愛の涙です。その涙が神殿のアークに反応して、眩しい光を発するんです。そして…。
アークが輝きだす。
ピカロ な、なんだ!
男 ま、まぶしい!
ダンディ、目を覚ます。
ダンディ メリージェーン。(涙で)ブラウスが濡れてセクシーだぜ。
ジェニファー ダンディ。
ピカロ どういうことだ!?
男 分かりません。奇跡としか…。
ダンディ 少々臭いが、昔から言うだろ?愛の力は無限だと。
ピカロ しぶとい野郎だ。
ダンディ しぶといのは生まれつきでね。
銃撃戦が始まる。
男 いよいよ最後の決戦です。やっぱり、派手なガンアクションはカッコ良くて、夢中で見ていました。往生際の悪いピカロはしつこく、卑怯な手を使いつづけるんです。
ダンディ 本当にしつこい野郎だ。
ピカロ あ、後ろに熊が!
ダンディ 何!?
ピカロ 嘘だ、バカ野郎!
ダンディ 分かってるよ。
男 ちょっとしたジョークを交えつつ、銃撃戦は続きます。
ピカロ おい、あの女は元気にしてるか?
ダンディ 誰のことだ!?
ジェニファー ダンディ、あの女って誰よ!
ダンディ メリージェーン。誤解だ。
ピカロ もてる男はつらいねえ。
男 銃撃戦を続けるうちに話は脱線します。
ダンディ 実際、冒険家ってのもつらい職業なんだ。
ピカロ そうなのか。
ダンディ 世間の扱いはフリーターと変わらないからな。
ピカロ 聞いてくれよ。車屋ってのも結構…。
ダンディ うるせえ!
男 それで埒が開かないと思った二人はついに勝負にでます。
ピカロ こうしていても、始まらねえ。勝負に出たらどうだ?