2012年8月8日水曜日

完成ショートショート脚本「ハブとマングース」(仮)フロム ビデオ1店員・6ページ目。

A オーナーは沖縄わくわくパークの人気者だった、本当はそうでもなかったが、2人に間

違えてリストラを宣告してしまったことを時に激しく、時に優しく、基本情熱的に

語った。話が長引くに連れて、お互いヒートアップし殴り合いになることもしばし

ば。当然、ルチャリブレで豪邸を建てたほどのオーナーが試合を常時有効に進め。…そ

してやがて2人は喉が乾いた。友情も芽生えた。

オーナー 喉が乾きましたね。

B  そうですね。

オーナー 水を飲みに行きましょうか。

B  いいですね。

オーナー じゃあ、飲みに行きましょう。

B  物語はいよいよ終盤に向かいます。

 オーナー、B、去る。

 場面転換。

ハブ  今度からはもっとこう…「えい。」って感じで。

マング こうか?…「えぃ。」。

ハブ  違う。「ぬえい。」。

マング 「えい。」。

ハブ  違う。「えぃ。」。

マング なるほどな。全然分からないよ。「ぬぇい。」。

ハブ  よし、その調子だ。

マング なんの調子やねん。

ハブ  そうだな。折角磨いた技ももう使い道なしか。

マング せいぜい、リンゴを剥く時ぐらいな。

ハブ  本当にな。

マング さて、六甲も飲んだし、職安に行こうか。

ハブ  そうだな。職安。

マング 俺は職安じゃないよ。

ハブ  そうだったな。

 レフリー、が入って来る。

マング レフリー!

レフリー  ああ、お前達か。

ハブ  どうしたんだよ。こんな所で。

レフリー  いや、なんかここにきなくちゃ行けないきがしてな、出番とかな。

マング なるほど。

ハブ  だったら、多分こっちから。

 オーナーとBが入って来る。

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