ハブ ちっ、仕方ない。
マング 仕方ないな。…おらおら!
ハブ もっと来い。こら。
マング それそれ!
ハブ まだまだ。おら。
マング えいえい!
ハブ もういっちょ!
ゴングが鳴る。「カンカンカンカン!」
レフリーが現れる。
レフリ 優勝!
客の歓声がする。「うおおお。」「流石だぜ!」「本土から来て良かったぁ。」等。
マング ふう。
ハブ 優勝か。まずまずだな。
マング もうちょっと、休憩出来たらな。
ハブ ああ、もう少しで金メダルだったのにな。2枚。
マング ああ。2枚。
ハブ 今度からはもっとこう…「えい。」って感じで。
マング こうか?…「えぃ。」。
ハブ 違う。「ぬえい。」。
マング 「えい。」。
ハブ 違う。「えぃ。」。
マング なるほどな。全然分からないよ。「ぬぇい。」。
ハブ よし、その調子だ。
オーナー、が入って来る。
オーナー やあ、お疲れさん。
ハブ オーナー。
マング どうでしたか?さっきの。
オーナー それが良い知らせがあるんだ。本当は悪い知らせなんだが。
ハブ え?ああ。はい。
マング どんな、知らせです?何知らせ?
オーナー もう、本当に。
マング 本当に?
オーナー 首だ。
ハブ え!
マング どうしてです。
オーナー 上の決定だ。