本番の緊張が解け、近くの人と話し出す出演者達。大林と霞ヶ関、綿貫と柊沢、火田と茶所が
話している。
茶所 さっきはありがとうございました。
火田 いえ、そんな…。
柊沢 あ、さっきはすみませんでした。
茶所 ホントにビックリしましたよ。
柊沢 こう、小さい頃から思ったことを「パッ」と言っちゃうのが悪い癖なんですよ。
綿貫 生ですから気をつけないとだめですよ。生なんですから。
柊沢 仕事場でも、結構やっちゃうんですよ。
綿貫 なんか、柊沢さんが予知能力使えるのってちょっと恐いなあ。
茶所 本当にもう。開始5分で終了かと思いましたよ。
綿貫 でも、まだこれからも気をつけないと。
茶所 まだ何かあるんですか!?
超能力者達と茶所の会話は続いている。会話が大林と霞ヶ関に移る。
大林 頼みますよ、霞ヶ関さん。
霞ヶ関 頼みますって、どういうことかね?
大林 さっきから、研究家っぽいところ全然ダメじゃないですか。
霞ヶ関 だから「ぽい」じゃなくて正真照明の研究家だって言ってるだろ。国家試験は…
大林 国家試験はないんですね。それはもう分かりましたから、本当に…
霞ヶ関 大丈夫だって。番組はまだ始まったばかりじゃないか、私の本領発揮はこれからだよ。
大林 本当ですか?
霞ヶ関 この時期新しいドラマのつなぎで、この手の番組には沢山出てるから。
大林 じゃあ、大丈夫なんですね。
霞ヶ関 そんなに心配しなくても、生放送なんだから起きてしまったことは取替えしがつかない。
大林 …だから心配してるんですよ。
霞ヶ関 …あっ。
大林は本番にそなえる。霞ヶ関は台本を確認しに行く。会話が超能力者達に移る。
綿貫 いやー、でも結構緊張しますね。
柊沢 君は緊張し過ぎじゃないかな。
綿貫 ええー、でも生放送ですよ。
柊沢 まあ、そりゃそうだけど。
火田 あの、綿貫さん。
綿貫 はい?
火田 私も好きです。連休。
綿貫 そうなんですか。奇遇ですね。
柊沢 いや、皆好きでしょ。連休は。
茶所 僕はあまり好きじゃないですけどね。
柊沢 珍しいですね。なぜな…
綿貫 そういえばジャンゴさん、本番の時と随分違いますね。
茶所 え、どこがです。
綿貫 ホラ、なんていうか、テンションが。