★ どうしよ。この米炊いたらどうなるんだろ?
■ 時には退くのも勇気って言うぜ。
★ そこまで大袈裟に考えるつもりはないんだけどね。
■ そんなに自分を責めるな!
★ いや、責めてないから。
■ 炊かなくてもいいってことだよ。
★ 炊かなくてもいい?
■ ●に代わりの米買ってこさせりゃいいじゃないか
★ ああ、そうか。
■ 物事柔軟に考えようぜ。
★ まだ、家にいるかな?
★、●に電話をかける。
★ あー、もしもし。良かった家にいた。…、ちょうど今出るとこ?
じゃあ、米買ってきてくれないか?…ああ、うん、ありがと。ああ!それとタイ米は絶対に買ってこないでくれよ。ああ、うん分かった。じゃあ頼むよ。スグ来るってさ。
■ くくくくくく…。
★ 何笑ってんだよ。
■ タイ米、絶タイ。
★ いや、そんなとこでボケてないよ。
■ くくく…。で●の奴は米買ってきてくれるって?
★ ああ。ちゃんとタイ米は買わないように言っておいた。
■ そうか。
★ なんでちゃんと見て買ってこなかったんだ。
■ へ?だってさ、「安いやつ買ってきてくれ。」としか言われなかったしさ。
★ いや、でもね。
■ ほら俺って、熱中すると回りのこと見えなくなる性質(たち)だから。
★ 良く言えばね。
■ それに、日本でタイ米が売ってるなんて思わないからさ。
★ 油断したわけか。
■ そうそう、まさに油断大敵だよ。あれじゃあさ、炭酸カルシュウムの袋混ぜといても分かんないよ。
★ 炭酸カルシュウム?
■ 道路が凍ったときにまくヤツだよ。
★ ああー、よく橋の近くに置いてある奴ね、白い粒だから間違えるかもって、間違えるかよ。
■ なんだなんだ、それ乗り突っ込み?
★ …そうだよ。
■ …頑張れよ。
★ …タイ米どうしようか?
■ 置いといたらいいじゃないか。
★ 置いといてどうすんだよ。
■ んー、そうだな。友達の結婚式が教会であったらライスシャワーに使うとか。
★ 実用的なこと言ってくれよ。
■ 水戸泉!
★ ますます実用的じゃないだろ。
■ なんで?国技館という改まった場で「それは米じゃなくて塩だろ」という笑いが…。
★ ああああ、ボケを解説しないで。
■ そう?それじゃあさ、本格的なタイ料理に挑戦してみるとか。
★ そんなの誰が作るんだよ。